自己中心的ひとりごと

心の濾過装置にひっかかったひとりごと

あぁ弁当の包み紙

とある団体の研修旅行に参加したのである。

北陸方面。

ますのすし」で有名な源さんに併設されているレストランで昼食をいただいた。

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(このパッケージでおなじみの「ますのすし本舗源」さんのますのすし

 

レストランの横のスペースに同社の資料館があったので覗いてみたのであるが、

弁当の包み紙に心を奪われたのだった。

あぁ、戦時。

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パッケージの右上に「国民精神総動員」の文字。

こんな言葉で国民の精神的方向をひとつの目的に向かわせたわけなのだろう。

そして。

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このようになってしまった。

皇軍万歳である。

旗を振る女性や子供の心中はいかに・・・

夫、息子、父を戦地へ送ったであろうと思われる残された人たち。

そんな時代のお弁当。

万里の長城の上空を飛行する我が皇軍攻撃機

横には我が皇軍の戦車。

歴史の真実をあらためて目の当たりにできた資料館訪問は有意義だった。

今、しあわせに、ますのすしを美味しくいただけること。

ますのすしを噛みしめると同時に、

ある時代においての、決してしあわせではなかった中での弁当の包み紙に、

銃後の方々の思いを少し噛みしめることができたような気がする。

このような展示物を拝見させていただいた「ますのすし本舗源」様に感謝する。