あぁ異物の共演
早いもので「交通機関通勤」を始めて半年。
鉄道好きであるため、面倒と思いながらも若干の楽しみを感じて通勤。
また、今季の冬は超豪雪ということで、冬季通勤の苦労も経験。
しかしながら、「鉄道」「バス」という存在が生活の一部になったことにより、「バスターミナル」や「駅」という存在が身近になった。
そんな中、この4月に新潟駅がリニューアルによって生まれ変わるのだ。
高架駅化なのである!
現在、上越新幹線ホームのみが駅の3階に設置され、在来線は地平面という新潟駅。
2階部分は連絡通路やショッピングモールや飲食店という構造。
それが今回のリニューアルにより、在来線も3階に上がるということになる。
この措置により、6線の在来線のうち、4線が高架部分(3階)に上がり、東方向へ向かう2線のみが地平面残留という形で営業されることになる。
現在、建設が進む3階の在来線部分。
高架化により西側の地上に存在していた複数の踏切が廃止されることになり、付近の道路の交通にもいい影響が出てくるものと思われる。
それはそうと、鉄道好きの私にとって興味深いのは、新幹線と在来線との「共通ホーム化」である。
つまり、新幹線車両と在来線車両がホームを挟んで並ぶという光景が見られるということである。
北海道新幹線の一部分や、ミニ新幹線といわれる山形新幹線など在来線区間を利用している例はあるが、私の中では線路幅の違う在来線と新幹線は「異物」という印象。
雑多な車両を見ることができる在来線に対して新幹線は「それ専用」みたいな歪んだ見方をしてきたゆえの感覚であろう。
よって、私の、その歪んだ見方がある以上、同じホームに両者が並ぶというのがピンとこない。
地方の一都市で生活している閉鎖的な鉄道好きゆえの狭い感覚なのかもしれない。
逆に考えれば、この度のリニューアルを人一倍の感動を得る場面になるということなのか。
歪んだ感覚と、田舎者の狭い感性の融合によって、高架化となる新潟駅のホームで出会うであろう「異物」の共演を楽しみにしている。
今日はこんなひとりごと