あぁ土曜日の通勤景色
私の勤務する某ブラックな組織は土曜日が休みではない。
とは言っても、土曜日は基本的に「半日」勤務。
最近は死語となりつつある「半どん」を実践しているのだ。
「半どん」とは、いわゆる午前中で勤めが終わるという場合に使われた言葉。
「今日は仕事が半どんだから、昼から一杯やるか」的な使い方だろうか。
個人の時計が一般的でなかった時代に、正午を知らせるために大砲を撃ったというのが語源じゃないかと言われているらしい。
※正午の時間に大砲を撃った「ドンッ!」という音で「半どん」
話しが脱線してしまった。
今日のブログは「土曜日の通勤景色」だった。
私が朝、鉄道に乗る駅の桜。満開である。
同じ桜を駅舎2Fから写す。
駅のホームにて。
古タイヤを波状にカットして作られた鉢で開花を待つチューリップ。
開花までもうひと息!
鉄道の先頭車両から前方を写す。
ちょうど「小阿賀野川」を渡る鉄橋付近なのだ。
平日だと乗客も多く、車内で写真を撮るとシャッター音で「盗撮」と勘違いされそうで気が引けるのだが、土曜日はガラガラなので割りと気軽に写せるのだ。
運転席エリアと乗客エリアの境目がゆるい感じなのもローカルでいいのだ。
昼間の閑散時には「ワンマン運行」を行うので、料金箱が設置されているのもたまらない。
キハ120系という比較的新しいディーゼルカーであるが、この地方感がいいのである。
「半どん」ということもあり気持ち的にも余裕。
通勤のための乗車であっても、平日とはこころもちが全然ちがう。
新潟駅に到着。
さすが土曜日、人もまばらである。
あと1週間で、この「地上の1番線」もなくなってしまう。
駅前の「喫煙スペース」で一服。
タバコのパッケージの桜も満開である。しかも夜桜なのだ。
あぁ、いまや喫煙者は肩身の狭い境遇。
その現状を思うと、夜桜の方がピッタリかもしれない。
「ホタル族 部屋で吸えない 悲しさを 夜桜愛でて ひとり咳きこむ」
タバコで肩身の狭い自分を演じたあと、バスに乗り換えた。
先日ブログでも紹介した「やすらぎ堤」を歩く。
雲が低くどんよりした空模様の中、桜が両手を挙げて深呼吸していた。
ぼんぼりも設置され、それが桜と戯れていた。
一輪がフライング気味のチューリップ。
こちらもみんなで手を挙げて春の到来を喜んでいた。
その後、会社に到着。
そして「半どん」勤務を終え帰宅した。
明日は休み。
明日はどんな1日が待っているのだろう。
今日はこんなひとりごと