自己中心的ひとりごと

心の濾過装置にひっかかったひとりごと

あぁ消防団OB会

私は現役の消防団員であるが、昨夜は地元消防団OBで結成された「OB会」に参加させてもらったのだ。

現役時代、地元消防団ブイブイいわせてた「うるさ方」の集団なのだ。

 

 

辞めてなお、地元消防団に多大な影響力を放つ恐怖の暗黒組織!

と、言いたいところだが、気力、体力も衰えたおじいちゃん集団である。

ただ、口だけは現役なのが恐ろしい。

 

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生ビールについては私の担当。さっそく会場になったお宅にてビールサーバーを設置。

ビールは「プレミアムモルツ 香るエール」を選んだ!

OB会には不似合いな香り高い高級ビールで世知辛い日常を少し忘れると共に、やわらかな味わいで「うるさ方」の口を封じ込める作戦に出たのだ。

 

 

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料理は近くの仕出し屋「魚鶴」さんから届いた。

この仕出し屋のご主人も現役の消防団員である。

OB会のメンバーは現役を引退しても消防団を支援してくれているのだ。

 

さて会合スタート!

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1、OBから見た消防団についての意見交換

2、OBから見た消防団と地域の協調についての意見

3、私のような現役団員に対する要望

4、消防団を退いた者だからこそ気付いた点

5、今後の消防団はどうあるべきか

 

などといった話しは一切ない。

 

ただの「飲み会」なのである。

 

美味しい料理に舌鼓を打ち、酒もビール、日本酒、焼酎と、まるで「消防操法」を見ているような確実な手順で進行した。

手に持ったビールグラスや箸のムダのない動き! 空いたグラスへの確実な注ぎ!

昔、消防団で培った確実な動作、用具の扱いが見事にフィードバックされている!

さすがだ。

私が仕組んだ高級ビールによる口封じ作戦も「初期消火」の段階で見事に失敗。

OBのオジサン達の口から燃え上がる言葉の炎は衰える様子もなく、消火は困難を極めたのである!

 

夜も更け、やっと鎮火。

ここまでの冗談はともかく、地元消防団OBの皆さんはいい方ばかりである。

引退後もなお、地元の平和を願うオジサン(おじいちゃん)たち。

こうして現役ながらOB会に参加させていただくというのは私にとって幸せといえよう。

私も将来、消防団を引退する時が来るだろう。

その時は、ここに集ったOBの皆さんのような味のある高齢者(笑)になれればと感じた。

あぁ消防団OB会、

「次回も呼んでくださいね」

 

そんなひとりごと