あぁ早川堀
今日の新潟市、とてもいい天気なのだ!
気温も高く初夏のようなすがすがしいこの日に感謝である。
新潟市中央区には下町(しもまち)と呼ばれるエリアがある。
中心部の古町(ふるまち)あたりから信濃川の河口方面に進むと、そこは下町。
市内中心部で、
「おめさん(あなた)、どこ行くん(どこ行くの)」
と、聞かれて、
「しも行くわ」
と、言うとこのエリア付近に行くという意味になる。
上(かみ)となると、新潟市内にある「白山神社」方面を指す意味合いとなる。
新潟市内中心部はかつて、「堀の町」と呼ばれ、たくさんの「掘割」が存在した。
現在はすべて埋め立てられて道路等になっている。
「西堀」、「東堀」、「新堀」など、地名だけが残る。
さて、早川堀である。
下町の一角に、かつて「早川堀」があり、こちらも時代と共に消滅した。
ここ数年、新潟市に堀の復活を! という声もあるのだが、中心市街地に堀を作るのにはいろいろと問題もありなかなか進展はしていない。
そんな中、この「早川堀」は、地域住民の協力もあり数年前に復活した。
復活と言っても当時を再現したのではなく、あくまでもモニュメント的な意味合いが強い。
地域住民が憩える「水のある場所」としての「早川堀」。
こんな手動ポンプも設置されていて楽しい。
ベンチ。
信濃川方面に歩いて行くと堀の幅が広くなっている。
この部分は、早川堀の延長部分にあたるがつながってはいない。
こちらの感じが当時の堀の形状に近いようだ。
かつての「西堀」や「東堀」のイメージの部分もある。
こんな堀が市内中心部にいくつも存在し、水上交通などで市民生活の一部になっていた「堀」。
水質汚染、車の発展などで消滅した「堀」
いい形での復活により「水の都にいがた」としてのイメージアップに繋がればと感じる。
今日はこんなひとりごと