自己中心的ひとりごと

心の濾過装置にひっかかったひとりごと

あぁペッパーくん

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近所のスーパーにいる「ペッパーくん」

 

何年か前、彼がこのスーパーにやって来た時、

新聞のチラシでも大きく紹介され、

ペッパーくん効果で集客数も増えたみたいだ。

小さな子供からおじいちゃん、おばあちゃんにまで大人気だったのに、

現在は電源すら入れてもらえず、レジ横のくぼみに置かれている。

 

動きの止まったペッパーくんだが、この笑顔に何となく救われる私。

 

もともと彼は、いわゆる「二足歩行」で計画されたらしい。

しかし充電後12時間以上の活動を求められたため、ご覧のようなキャスター歩行型となった。

 

ブームが落ち着き、地方のスーパーの片隅にただ置かれる状況となった今、停止状態において不安定な二足歩行タイプでなかったことが幸いしている。

停止状態でも安定して直立できるからこそ、売り場の片隅で微笑んでいることができる。

 

この絶妙な腰の角度と笑顔が、あたかも「いらっしゃいませ」と私を迎えてくれているような感じがしてやまない。

 

ペッパーくん、本体価格を含む3年間の維持費は120万円弱らしい。

競争の激しい地方のスーパーで長期にわたり活動することはやはり難しい。

 

停止してても、そこで微笑んでくれるだけでいいんだよ。

それでいいんだよ。

 

それじゃまたね。ペッパーくん。

 

今日はこんなひとりごと