あぁ「コウレンボウ」
約半月ぶりの更新になってしまった。
新年が明け、仕事も正月ボケから通常運転に慣れ、消防団の新年行事も無事に終えた途端、体調を崩してしまった。
幸いにしてインフルエンザではなかったのだが39度以上の高熱。
しんどかったのだ。
昨日くらいから体調も戻り、やっとブログを書ける喜びを感じている。
この前、地元の新聞に「コウレンボウ」なる記事が掲載されていた。
コウレンボウ ???
聞いたことのない言葉だった。
記事によると、コウレンボウとは川砂利を運ぶ運搬船とのこと。
新潟を流れる「阿賀野川」は昔、良質な砂利が採取されたらしく、それを運搬するためピーク時には県内に300隻あり、阿賀野川にはそのうち100隻がいたそうだ。
昭和50年代に入ると、河川保護などの理由によりコウレンボウは急激に数を減らし、現在では30隻程度しか残っていないらしい。
ありし日の「コウレンボウ」 (新潟日報の記事より)
「コウレンボウ」は新潟県特有の巨大川船。
1枚の鉄板を船首から船尾まで継ぎ目なくカーブさせている形状が特徴で、これにより水の抵抗をかわし、安定した操舵ができたという。
私が暮らす地域は、「信濃川」と「阿賀野川」をつなぐ「小阿賀野川」に近い。
たしかあったような.....
そんなわけで散歩がてら小阿賀野川に沿って歩いてみた。
今年は雪が少なく、今日に至っては気温も高め。
気持ちのいいコウレンボウ捜索日和であった。
阿賀野川方向に歩いていくと、
いました! コウレンボウ!
普段あまり気にしてなかったのに、なぜか感動。
たまたま目にした新聞記事で出会った「コウレンボウ」
こんな身近にあったという喜びと誇り。
雑学とはいえ、「知る」ということは素晴らしい。
「雑学」のおかげで、こんなサビた船が文化財に見えてきた。
あぁ「コウレンボウ」
病み上がりの私に幸せなひとときをありがとう。
そして記事を掲載した新潟日報さまに感謝。
今日はこんなひとりごと