あぁ60式自走無反動砲プラモデル製作
またしてもプラモデル記事である。
「60式自走無反動砲」
サイドに無反動砲を2門装備した自走砲なのだ。
1960年に採用された陸上自衛隊の自走砲。
国土防衛のため、侵略してきた戦車や車輌を撃破するのが目的。
現在はすべて退役してしまったが、コンパクトな車体に砲を2門備えた魅力的なスタイルは現在でもファンが多い。
最近は「戦車」ばかり作っていたのだが、今回は「自走砲」にチャレンジしてみた。
実車の戦術としては、地形や物に身を隠し相手を狙ういわゆる「待ち伏せ」スタイル。
それまでは、人が担いでいた無反動砲を自走タイプとしたことで迅速な行動を可能とした。(その場から逃げる行動)
砲を発射すると、爆風や炎によって相手に発見され反撃を受けやすい。
発射したら速やかにその場を離れるのが鉄則。
命中しなければ自分が危険にさらされるので、扱う隊員は最高の練度を極めていたと聞く。
現代ではテクノロジーの発達や、戦車等の防御能力強化によりこの魅力的なマシンは活躍の機会を失ってしまった。
しかしながら、当時の歩兵部隊に自衛力の向上をもたらした意味は大きいし、なによりも配備期間中「実戦」に参加することなく日本の平和に貢献した実績は忘れることができない。
そんな小さくて愛しき「60式自走無反動砲」
わが国の平和に力を尽くしたことを思い、心を込めて製作していきたい。
今日はこんなひとりごと