あぁ守りと対抗ができる組織、守りに徹する組織
とある国からのミサイルで迷惑している。
某国も、あんまり調子に乗ると大変なことに発展するかもしれない。
「アメリカの武力行使で暴挙を止めた方がいい」
と、思う方々も少なくはないだろう。
実は私、若いころ海上自衛隊員だったのだ。
この組織は「専守防衛」という大義のもと「自衛のための戦力」を保持している。
自衛のための戦力というわりには、世界有数の海軍力という矛盾。
現役隊員のころは、海上自衛官として誇りをもって勤務していたし、この強靭な艦船や航空機の運用に「国軍」としての役割を理解していた。
今、憲法9条がどーのこーので、いよいよ「実戦」の可能性も現実味を帯びてきた。
ひとつ感じてほしい。
たとえばアメリカが武力行使に踏み切ったとしたら、
日本も無傷では済まない
ということ。
つまり、日本の国土や国民に多大な犠牲が生じるということなのだ。
アメリカに従い、自衛隊は何かしらのカタチで作戦というか対応をするだろう。
「対抗」する場合も、「防御」という解釈で武器の使用もあることだろう。
ぜひ、その時は「防御」と同時進行で国民を守っていただきたい。
海上自衛隊を退職し、今は民間企業で働いているのだが、縁あって消防団員になった。
火災に対応する組織ではあるが、災害時には人命を守ることに徹する組織である。
もし、某国への武力行使により日本国民に危険が迫った場合、消防団は人々の生命を守る活動に徹することとなるだろう。
「対抗」が出来る組織、「守り」に徹する組織
いずれの組織にも被害がおよぶことになるだろう。
自衛隊も消防団も事によっては「身の危険を顧みない行動」を要求されるだろう。
なんとか平和的な解決策を探っていただきたいものである。