あぁ混泳の難しさ
水槽の海水魚たちにとって地獄の夏が過ぎ去った。
残念なことに、鮮やかな黄色で私を楽しませてくれた「イエローコリス」が旅立ってしまった。
この水槽にやってきてから短い期間で死なせてしまい、本当にかわいそうなことをした。
イエローコリスが死んだのは夏の暑さのせいではない。
飼う魚の組み合わせ、いわゆる「混泳」に対する私の知識不足が招いた不幸。
水槽飼育をする上で浅はかな知識は魚の命を奪う。
イエローコリスという魚、砂に潜って寝る性質がある。それについては認識していた。
問題はイエローコリスが泳ぎ回る昼間である。
常に追い回されるのだ。
スズメダイの仲間には縄張り意識がとても強い品種が多い。
この子は、私が水槽飼育を始めたときに飼った一匹。
水槽内に自分の居場所を見つけると、そこが彼のテリトリーとなり他の魚を寄せつけない。
テリトリーどころか、水槽内で執拗に追い回しをする。
イエローコリスは砂から出ていると追い回されてしまった。
スズメダイは丈夫で安価な海水魚。
海水魚飼育を始めるときにはもってこいの魚。
その後、飼育に慣れてくるといろいろな魚を飼いたくなる。
しかし組み合わせを誤るとかわいそうな結果を招く。
趣味とはいえ対象は「命」
楽しむ気持ちと同じ、いや、それ以上に魚たちの特性を理解しながら飼育を続けていかなくてはと強く思う。
イエローコリス、ごめんね。
今朝はこんなひとりごと