あぁ自衛艦3
先ほど「あぁ春はまぼろし」をアップしたのだが、こう寒いと外出もおっくうになる。
特にする事もない時間を過ごして1日が終わるのも辛いので、この場を借りて、
「あぁ自衛艦」の第3弾を敢行することに急きょ決めたのだ!
第3弾は少し角度を変えてみようと思う。
それは、私が自分自身に置き換えたいと憧れる存在。
「支援船」である。
海上自衛隊所属の艦艇は「自衛艦」なのだが、同じ海上自衛隊所属でも「自衛艦」ではないカテゴリーの船が存在する。
それが「支援船」なのだ。
主な任務は、自衛艦艇の出・入港の支援、艦艇への人員や貨物物資などの搭載、港内における火災消火、隊員の教育、災害派遣などである。
言わば、縁の下の力持ちといったところだ。
護衛艦など華々しい艦艇も「支援船」の支えがあってこそ、その性能を発揮できるという訳である。
自衛艦は、旧海軍伝統の「自衛艦旗」を掲揚するが、支援船は「日の丸」を掲揚する点が相違点。
それではギャラリーに移る。
曳船とは、いわゆるタグボート。自衛官の出・入港時に艦を押したり引いたりするのが任務。
油船はその名の通り、艦艇に燃料等を補給する任務の船。
大湊にて。
水船は艦艇に真水を補給するのが任務だが、災害時には被災地へ真水を運ぶ活動も行う。
交通船は、人員及び貨物を艦艇に届けたり、連絡業務を行う船。
交通船の番号が1000番台は幹部自衛官用で、2000番台は一般隊員及び貨物用となっている。よって、写真の2060号は一般隊員及び貨物用の交通船という事だ。
佐伯にて。
交通船1026号
大湊にて。
曳船64号
訓練支援のため新潟に来た時の撮影。
京都の舞鶴基地からはるばるやって来たのだ。
新潟西港にて。
(番外編)
的船
この船は「支援船」としては区分されておらず、資機材扱いなのかもしれない。
しかし任務は過酷なのだ!
それは、射撃訓練の的になるというもの。
他の艦艇に曳航されて訓練海域に向かい、護衛艦などの射撃目標になる。
この船に命中させるというより、目印としての任務だと思うが、側面の凹みや、あちこちに溶接された鉄板の跡が痛々しく、任務の過酷さがうかがえる。
佐伯にて。
さて、いかがだっただろうか。
表舞台で華々しい活躍を見せる者の影には、必ず「縁の下」の存在がある。
決して表に出ない者達がいる。
どんな世界にもだ。
こんな「支援船」のような人間に私はなりたい。
今日はこんなひとりごと