自己中心的ひとりごと

心の濾過装置にひっかかったひとりごと

あぁ敬う気持ち

残念ながら昨夜、小火災が発生した。
建物火災ではなく廃材置き場からの出火。
我が地域では最近、こうした火災が数件発生している。
とても残念である。

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廃材を燃やした後の消火不備だろう。
そもそもこうした行為は禁止のはずである。
なかなか周知できていない状況については、地域の消防団員として責任を感じる。

3ヵ所の消防署から消防車両が現場着。そこに我々消防団員3名が合流。
我々は消防隊員の指示の元、消火活動の補助を行った。

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今回、農業用の用水路を水利とし、ホース1線延長で消火する方法とした。
が、夜間は用水路への放水が止められており水深が浅く、思うように水が上がらない!

そこで、普段は農業に従事している消防団員の1人が支流用水路のストッパーを外す機転を利かせた!
地元に密着した消防団だからこその対応である。

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流れは少ないが、支流から水が落ちて水利の水深が増していった!

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消防団員と消防隊員で協力し、「土のう」やブルーシートで水をせき止め水深を確保。

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その甲斐あって、水が車載ポンプに上がり、ホースへと流れ放水可能な状態になった!

これにより無事に鎮火。

我々消防団員は、普段は一般社会人ながら、非常勤で消防活動をしている。
火災について言えば、決してプロではなく素人に近い。
しかし、プロの消防隊員は我々消防団員に敬意を払って接し、指示を与える。
もちろん我々も消防隊員に対し敬意を表し指示を受ける。
お互いがお互いを敬う関係で連携し、そして目的を完遂する。

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火が消えたと思っても、再びくすぶる恐れがあるため念には念を入れて散水作業を行う。

午後10時半ころに撤収指示があった。
その際、消防隊の指揮官は
「団員の皆さん、ご苦労さま! 今度の日曜日、操法大会でしょ。毎朝練習してるんだよね! 明日も早起きご苦労さま!」と笑顔。

こちらも苦笑いである。

無事に鎮火し私たちも家路についたが、お互いを敬う気持ちで作業を行えた充実感と共に、防火対策の周知に今一度尽力しなければならないと思った。

今日はなんとなく寝不足気味であるが、我々消防団の疲労の分だけ明るく災害のない地域活性につながれば幸いである。

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今日はこんなひとりごと