あぁ平成最後の新潟市消防出初式
私達消防団員にとって、年頭の最大イベントである「消防出初式」が昨日行われた。
午前は「新潟市消防出初式」ということで、新潟市全域の消防団が参加。
午後は私の地域である「新潟市江南区」の出初式というダブルヘッダーのスケジュール。
私は午後だけの参加という命令だったので、午前は個人的に見学。
パレードや一斉放水は、参加している側だと見ることができないので、今回は客観的な立場で全体を見てきた。
さて、まずは 梯子パフォーマンス!
見事であった。
今日に向けての練習も大変だっただろう。
注目すべきは梯子の固定方法。
直接手が添えられてはいるが、複数の「とび口」と呼ばれる道具を主体に梯子を固定しているのだ。
「とび口」は火災家屋消火作業の際、壁や窓などを破壊するための道具。
もちろん消防車にも積載されている。
これを用いて梯子を固定しているが、みんなの力加減が合わないと倒れるだろうから真剣だ。
スリリングな梯子乗りのあとは、消防局車両パレード
先頭は「バギー」
瓦礫の中や砂地において威力を発揮。
消防局の大型車両が次々と通過していく。
このような車両パレード、見学していた子供達は目を輝かせていた。
さてお待ちかね! 子供達よりもマニアが喜ぶ「消防団」車両パレード
軽ポンプ積載車。
「トヨタハイラックス」の普通ポンプ積載車。 これもなかなか渋い。
「日産サファリ」BD型ポンプ車。 昔の刑事ドラマ「西部警察」を思い出す。
上の車よりちょっぴり新しい「サファリ」BD型ポンプ車。 後ろからは古い「トヨタランドクルーザー」など、クラシックな装備車両が続々と行進。
比較的新しい「日産アトラス」。
普通ポンプ積載車だが、黄色い幌がオシャレな印象。
「サファリ」や「ランドクルーザー」などのBD型ポンプ車は旧態化が著しく、今後は写真のような普通ポンプ積載車に入れ替わる方向。
軽ポンプ積載車部隊の行進。
新潟市消防団では、8個方面隊の各分団を構成する車両として軽自動車の消防ポンプ積載車が主力として配備されている。
消防局のような「常備消防」組織ではない消防団。装備の旧態化は仕方のない部分だろう。
そんな状況にあっても、私達消防団員は市民の皆様からお預かりしているこれらの装備を大事に活用していかなくてはならない。
鳥羽一郎の「兄弟船」の歌詞
(♪ 型は古いが~ 時化(しけ)には強い~ ♪)
こうありたいもの。
パレードのあと、場所を信濃川に移しての 「一斉放水」展示
先日配備された新型消防艇「にほんかい」
もちろん出初め式には初参加なのだ。
右岸。
左岸。
消防艇が華やかな放水を実施。
見物客から拍手と歓声があがる!
火災、災害のない1年となるよう願いながら私も会場をあとにした。
こちらは参加する立場!
その模様はまた後日記事にします。
それでは皆さん、どうか火の取り扱いは慎重に!
今日はこんなひとりごと