あぁ静かに佇む老兵
老兵は佇む。
新潟市消防局の消防艇「にほんかい」
このたび去り行く運命なのだ。
平成4年から26年間、港湾における船上火災に備えてきた。
今回その任を解かれた。
昨年の新潟市消防出初め式。
今年は13日に行われるため、昨年が現役最後の出初め式となったわけだ。
船橋上に装備されている3基の放水銃、この力強さに港湾安全の礎を感じていた。
先月、新造された消防艇と入れ替えられた。
住み慣れた岸壁を新造艇に譲り、今は少し離れた場所で佇んでいる。
譲った岸壁には新しい消防艇が係留。
船名は「にほんかい」
旧船の名前を引き継いだ。
旧にほんかいと比べるとコンパクトになったが、デザインはさすがに新しい印象だ。
放水銃は前甲板に装備された。
こちらも小振りで門数も2門に減った。
旧にほんかいは口径も大きく3門だった。
後甲板には作業艇も装備。
有力な新造艇が配備され、老兵も一安心だろうか。
お疲れ様でした。
君を忘れない。
今日はこんなひとりごと