あぁ日本海軍とカレー
カレーといえばインドかな とも思うが、今や日本の国民食的な感じ。
日本のカレー文化は帝国海軍から始まったっていうのは有名なお話。
ご飯にかけるタイプの料理ながら肉や野菜がバランスよく摂れるという点で、体が資本の軍隊においては実に有効なメニューだったのだろう。
特に日本海軍では重宝されたのだ。
海軍にカレーのレシピが伝わった段階では、サラサラなスープみたいだったらしい。
そこで海軍ではトロミをつけたのだ。さすが日本海軍である。
トロミをつけることにより、揺れる軍艦でもこぼれることなく食事ができたわけ。
なによりも、煮る料理のため、火災防止の面で火を使えない軍艦に適した。(蒸気で煮たのだ!)
また、日本海軍は毎週金曜日にカレーを出したそうだ。
ずーっと海の上で生活してると曜日の感覚も分からなくなる。
今みたいにケータイもなければ電波時計もない時代のフネの上。
カレーが出てくれば、「今日は金曜日なのか」というわけ。
現在、海上自衛隊でも、伝統の「海軍カレー」を隊員の食事に供している。
フネによって味付けやレシピも違うとかで、フネ対抗のコンテストもあるらしい。
今や当たり前的なメニューであるカレー。
こんな奥深い伝統を感じながら食してみると、さらに美味しく食べられそうだ。