あぁ第48回新潟市消防操法大会
いよいよこの日がやってきた。
約2ヶ月間、選手たちは厳しい朝練習に耐えた。
練習してきたすべてをここでぶつける!
天気はやや曇り。暑さもなく絶好のコンディションである。
大会は、「ポンプ車の部」、「小型ポンプの部」に分かれて行われる。
我が分団の選手は「小型ポンプの部」に出場する。
小型ポンプの部には36チームが出場。
各分団から選ばれたチームがこの日に照準を合わせて競技に挑む。
ここで残念なことをひとつ。
当日の私は「ポンプ車の部」の役員。
つまり我が分団選手の競技を見ることができないのである。
2ヶ月間いっしょに頑張ってきたのに…
審査、準備進行といった役員は部長の宿命。仕方のないこと。
「ポンプ車の部」
私は準備進行係として円滑な競技進行に務めた。
気になる。
あぁ気になる。
たまらなく気になる!
「小型ポンプの部」が行われているレーンが気になる。
粛々とポンプ車部門の進行をしていると、離れたレーンから気合いの入った「行くぞ!」という声が聞こえてきた!
彼らの声だ!
こんなかけ声で競技に入るチームはない。
間違いない。
我が分団の選手たちだ!
彼らの競技を見ることはできなかったが、気合いは離れた場所の私まで伝わってきた!
大会が終わり、結果を聞きに分団のテントへと急ぐ。
出場の順番が後半だった我が選手たち。
大会も終わりに近づき少し緊張感が薄れた会場にあって、彼らの「行くぞ!」という声で場内の空気が変わったらしい。
すべての参加者が注目したという。
そんな話しの通り結果は「敢闘賞」。
優勝とはいかなかったが素晴らしい成績であった。
分団に大きな土産を持ち帰った今年の精鋭たち。
よくやった!
ありがとう!
今年の操法大会はすがすがしい中で幕を閉じた。
朝練習はしばらくお休み。
しかし今朝も早く目が覚めた。
今日はこんなひとりごと